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時代の先を行く、いま注目の学校〜LCA国際小学校の教育について〜

時代の先を行く、いま注目の学校〜LCA国際小学校の教育について〜

教育の世界は日進月歩の進化を重ねつつ、日々その真価を問われています。

今回の記事では、「時代の先を行く、いま注目の学校〜LCA国際小学校の教育について〜」と題して、現在の小学校教育の最先端に迫ります。

1、LCA国際小学校とは?

(ⅰ)株式会社によって設立された小学校

「株式会社が学校を設立」と聞くと、少し不思議な感覚を抱く方がいらっしゃるかと思います。というのも、「株式会社が設立した小学校」ということは、言い換えると「初等教育の場を提供する株式会社」がある、ということを意味します。ところで、LCA国際小学校の運営母体である株式会社エデューレエルシーエーの教育理念とは、一体どのようなものなのでしょうか?

(ⅱ)「親子のコミュニケーションが変われば、世界が変わる」

全てのヒトに関して「親が存在するから、自分が存在する」という事実は共通事項です。両親は自分たちのもとに生まれてきてくれる子どもを選べませんし、もちろん子ども達もどのような両親のもとに生まれ出るかということを選ぶことが出来ません。親子ともにお互いを選べない存在だからこそ、成長に伴ってお互いをかけがえのない存在として認識し、心のきずなを緊密に結んでいきます。

ヒトが親子の心のきずなを緊密に結ぶ過程を辿っていくと、多くの場合は親子間のコミュニケーションをもとにして、親の背中をみて子どもが育ちます。このように考えると、世界を変えるための最適化されたアプローチの方法として、「親子のコミュニケーションが変われば、世界が変わる」という方法論を導き出せます。

気になる方は、株式会社エデューレエルシーエーのHPをご覧ください。
株式会社エデューレエルシーエー

(ⅲ)勉強が好きな子に育てる

まず、一つには「勉強」という言葉とは、「強いて勉る」と読み下します。簡単に言ってしまえば、脳の基礎体力作りのトレーニングです。マラソン選手の場合でも似たようなことが言えるのですが、好タイムを記録するような優れた選手は素質の有無以上に基礎体力をつけるための強烈な努力をする能力が非常に高いです。いかなるスポーツでも基礎体力作りが欠かせないように、勉強という知能をフル活用する知能的なスポーツにおいても、小中高大と学校生活を積み上げていく中で、学習脳の基礎体力の向上が非常に大切です。したがって、素質の有無にかかわらず基礎体力をつけるための強烈な努力をする能力が、仮に小学校という初等教育の場で培われるとしたら、その子ども一人の幸せだけでなく、その子どもが一生涯を通して関わっていく数多くの人々の幸せにもつながります。優れた教育は、世界の将来をより良いものとして手繰り寄せます。

それでは、知能をフル活用する勉強という知能的なスポーツにおいて、基礎体力を最もつける方法には、どのような方法があるのでしょうか?一つには「大好きなことだけをせよ、することすべてを大好きになれ」という考え方があります。勉強することが大好きな子どもに育てられれば、そもそも前出の「強いて勉る」という読み下し文から「強いて」が抜け落ちます。つまり、子どもたちにとっては、学ぶことが楽しくてしょうがなくなります。まるで遊んでいるかのように、学ぶことができるようになったとき、ヒトは大きく成長します。

2、LCA国際小学校の特長

(ⅰ)山口紀生学園長

LCA国際小学校の山口紀生学園長は、大学卒業後に神奈川県相模原市で小学校の教諭をされていました。その後、1985年に私塾「LCA」を設立されました。英会話スクール、幼児教室を開設したほか、LCAインターナショナルプリスクール(幼稚園)に続き、2005年にLCAインターナショナルスクール小学部(小学校)を設立しました。08年に構造改革特区制度を利用して国から正式な認可を受け、「LCA国際小学校」となり、同校の校長となりました。

(ⅱ)先進的な教育カリキュラム

LCA国際小学校においては、先進的な教育カリキュラムが展開されています。山口紀生学園長が、あるインタビューを受けた際に、「英語教育が充実しているのは大きな特徴だが、ここでは“日本の教育”もしっかりすることにしており、日本語や日本文化なども重視している。生徒は日本人だからね。合わせて、絵画など芸術と触れ合う機会も充実させている。子供の頃こそ、コミュニケーション力を高め五感を育むことが大切だ」とコメントしていることからもわかるように、確かな教育理念のもとに英語重視の教育を展開しています。

実際に、LCA国際小学校の運営母体である株式会社エデューレエルシーエーは、プリスクールや小学校での実践から『メトロラーニング』という教材を開発し普及を進めています。英語は繰り返し発話することで上達すると言われており、この“繰り返しの発話”をメトロノームのリズムに合わせて楽しくできるようにした教材です。このメトロラーニングは、テキスト教材やタブレット端末を使う電子教材などを用意し、幼稚園や学校向けに提供されています。

また、LCA国際小学校においては、英語教育ばかりを重視するのではなく、日本語教育も同じように重視しています。第二外国語、第三外国語の習得の際によく言われることですが、母国語(日本の場合は日本語)に対する深い理解を備えているからこそ、第二外国語や第三外国語への理解を深めることができるということです。「母国語の理解をおろそかにしない」という基本的姿勢を大切にするところが、LCA国際小学校の良さの一つとも言えます。それでは、日本語に関する国語力の強化方法は、どのように進められているのでしょうか?

(ⅲ)見たこと作文

「したこと」ではなく「見たこと」を書くことに注目した作文の書き方を『見たこと作文』と呼ぶことを、LCA国際学園学園長である山口紀生先生が提案しました。「何が見えた?」と問いかけるように親子の会話を工夫しながら、書きたいこと(テーマ)、場面、見たことを「見たことパレット」でメモ(整理)して、子どもたちの書く力を引き出していくことを目指しています。『見たこと作文』を身に付けると、様々な視点でものを見ている子どもたちの個性が見事に表現されて、誰でもスラスラと作文が書けるようになるという効果が期待できます。この『見たこと作文』は、LCA国際小学校の子どもたちの作文指導として活用されています。さらに保護者向けに『見たこと作文』講座も実施しています。

まとめ

以上の内容が、LCA国際小学校での教育の特色としてあげられます。この記事が、今の小学校教育のトレンドを皆様が知るきっかけとなれば幸いです。