過去の雑記

レールを外れた高校教師 ボランティア×旅 ぼらいやー ~世界一周 初めての一人旅 前半5ヶ月を振り返って~

レールを外れた高校教師 ボランティア×旅 ぼらいやー ~世界一周  初めての一人旅 前半5ヶ月を振り返って~

レールを外れた高校教師 ボランティア×旅 ぼらいやー
~世界一周 初めての一人旅 前半5ヶ月を振り返って~

 

☆写真は名門UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)

日本を離れ世界に飛び出して5ヶ月。

振り返ってみて今の自分の

正直な思いを整理してみようと思います。

 

 

来て本当に良かった。

 

なによりも今は、その思いで溢れています。

現在24か国目のアメリカ。
ロサンゼルスの宿でこれを書いています。

同じ旅仲間のブログに触発され
今回の振り返りを自分も書こうと思いました。

いい仲間に恵まれるというのは幸せです!

 

海外に旅立つまでは
正直不安は本当に大きかったです。

いざ旅立ってみるとその魅力にとりつかれ

今までただの一度も日本に帰りたいと思ったことがありません。これは自分でも驚いています。

 

そんな5ヶ月を自分なりに振り返ってみます。

 

 

(1)日本では味わえない楽しさ


出会うものすべてが新鮮。

新しい発見や感動の連続。
ずっと行ってみたかった国がいっぱいある。

 

大好きなスポーツ。

サッカー、バスケ、野球の本場で試合が見たい。

世界一幸福の国デンマークはどんな所なのか。

パリは?バルセロナは?東欧ってどんなとこ?

いったいどんな風なのかただただ知りたかった。

 

だから私の場合、海外に来てみて

日常の小さな小さな一つ一つの違いに触れるだけで

ただただ楽しかった。

 

私の学生時代は常に部活。

社会人になっても休みがなくずっと仕事人間だった。

 

そんな働いてばかりの、学校しか知らないような自分には、見るものすべてが楽しくてたまらなかった。喜びと感動の連続でした。

 

バスケ世界最高峰のNBA

野球のメジャーリーグ

本場のスポーツを実際にその空間に行き楽しむことがこんなに興奮するものかと。

☆トロントのブルージェイズ!

次は真逆。

水道がない。

シャワーもない。

ものがない貧しい国タンザニア。

日本かけ離れた全く考えられない生活。

でも、子どもたちの目はキラキラと輝き

大人含めみんな心が温かい。

そして本当によく笑う。

自分たちよりずっと豊かに思えました。

 

 

今までテレビやネットで少し知ってるつもりになっていたけど、実際に来てみると受ける印象は全く違う。

 

これほど毎日ワクワクして、心が踊り、なんだか細胞が喜んでいるような感覚は、とても新鮮だったしうれしくてたまりませんでした。

 

日本では味わえない。

その場所へ行かなければ味わえない感動が

そこにはありました。

 

 

(2)自分の心の声に気づく

 

「自分は何がしたいのか」

これはしたい。

これはそうでもない。

これは面白い。

ここに行ってみたい。

見てみたい。

やってみたい。

 

そんな自分の正直な心の声に気づけるようになりました。

 

日本の多忙な生活の中で
私の力ではそれができませんでした。

 

毎朝早く起きて、やらなければならないことに追われ、休む間もなく働き続け、くたくたになり1日が終わる。また翌日以降も続く、得たいの知れない恐怖にも近い圧迫感を常に感じていました。

 

そういう中で、先の見えない不安や苦しみ、現状に対する不満がわいてきてしまい、本当に大切にすべき自分の心の声が聞こえなくなっていました。

 

周りに迷惑をかけないように、先生や親などの評価などに知らず知らずのうちに気をとられ、どこか他人に自分の人生を支配されている感覚すら感じていました。

 

でも今は違います。

今の自分の感覚は、日本にいるときとは比べ物にならないほど研ぎ澄まされています。

 

特に一人で旅をしているので
一人の時間が多いので周りの意見や集団に流されることもありません。

 

どうしてもさみしくなる時はあります(笑)

 

でもそれ以上に自分の心の声に

ちゃんと気づけるようになってきたことで

とても楽になったしどこか安心感も生まれました。

 

☆『空を飛んでみたい』心の声に従って、スペインで大学の同級生と空を飛んだ!(写真は僕じゃないですが笑)

 

 

(3)感謝できる自分に

あたりまえに思うことに感謝できる。

そういう自分に変わってきました。

私にとってどれほどうれしいことか。

日本にいたときには、忙殺される毎日。
明るく元気で前向きなことが持ち味である自分が
気がつくと愚痴や不満で頭がいっぱいになる。

 

無理にでも前向きでいようとしても
心も体もついていかない。

 

あたりまえのことに感謝するどころか
怒りや憎しみを覚えている自分。

そんな自分に本当に嫌気がさしていました。

 

感謝の気持ちを持って
自分も周りも笑顔で楽しく生きていたい。

 

本当はそう願っているのにできない自分が

ますます嫌いになっていく。

悪循環にはまっていくのがわかっていましたが
どうすることもできない自分がいました。

 

しかし今は、小さなことに感謝できる自分がいます。もちろんまだまだ未熟ではありますが

以前の自分と比べたらずいぶん変われたかなって思います。

 

特にアフリカのタンザニアでの生活は
私にとって大きな転機になりました。

 

経済的に貧しくものがない。

家に水道がなく、シャワーもない。
トイレも水を汲んで流す。

なかなかの衝撃でした。

 

使う水はどうするか。

井戸から汲んで運ぶ。ものすごい重労働。
汗水流して、服も体も濡れるし、腕もパンパンになるし、腰も痛い。暗闇の中で運んで足を石で切ったこともある。毎日何往復したか。

 

そんな毎日であっても

現地の人は誰も文句も言わないし
それどころか明るく楽しそうに生活している。陽気でみんなとても親切だった。

日本だったら、蛇口をひねればどれだけでも出てくる水。ひねらなくてもセンサーで出るものもあるし、簡単にお湯だってでる。

以前の自分なら出ないと平気で文句を言ってたと思います。それがあたりまえになっていたんでしょう。

 

驚いたことにアフリカでも

夜は寒いときが時々あった。
それでも桶に水汲んで体にかけて
シャワーの代わりにする。

もちろん水は冷たい。

 

最初はショックだったし、本気で無理だと思ったけど不思議と慣れている自分に気づく。

桶で水を浴びるタンザニア式シャワーは、後半からはスッキリできる待ち遠しい時間になり

僕のひそかな楽しみになっていました。

 

日本にいたときの生活が
どれだけ恵まれていたのか
今までよりずっとわかるようになりました。

 

「あたりまえのことに感謝しよう」

 

自分も教員として、時折生徒に言ってきました。
でも、その都度

 

「自分は本当にわかってるのか?」

 

自問自答することがよくありました。

自分に対して違和感があったし
やっぱり自分に嘘はつけないとも思った。

 

だから心から

 

「感謝できる自分になりたい」

 

そういう思いでした。

このタンザニアでの一見貧しく思える生活が、心の豊かさを与えてくれたように思います。

 

だからタンザニアの人たちは、僕にとって自分が一番求めていたものを教えてくれた本当に大切な恩人です。

(4)仕事がしたい

今、とにかく仕事がしたい。
仕事がしたくてたまらない。

 

わかりやすく言うと

『人の役に立ちたくてたまらない』

そんな気持ちでいっぱいでした。

 

世界を旅する中で
今までに味わったことのない
喜びや感動を味わってこれた。

数えきれないほどエキサイティングで
素晴らしい思い出をくれた。

☆写真はNYのブロードウェイミュージカル『School of Rock』 大感動でした!!

電車やバス、飛行機のスタッフ
スーパーやレストランで働く人たち
自分と関わるありとあらゆる人たちのおかげ。

目に見えない所でも支えてくれている
そんな人たちのおかげで
こういう経験ができている。

 

感謝の気持ちでいっぱいになる。

 

だから僕も
自分という人間を使って

人の役に立ちたい。

人を喜ばせたい。

人を幸せにしたい。

 

子どもたち、先生、親にも
講演などどんな形でもいいので伝えて
役に立ちたい。

 

私の大好きなスポーツを通して
喜んでもらいたい。

 

本の出版もそう。

悩む人にほんの少しでも安心感や希望を与えたい。

 

大好きな僕の人生を大きく変えてくれた
タンザニア。

 

だからこの国のために
自分のできることがしたい。

そんな気持ちが溢れています。

 

こんな気持ちにさせてくれたのも
日本を離れ世界に飛び出したからこそ。

やっぱり海外の旅はいい。

ひとり旅はなおさら良い。

 

(5)やりたいことがいっぱい

この5ヶ月で自分のやりたかったことを
一つ一つやってこれた。

 

本当にうれしい気持ちでいっぱいになる。

NBA観戦

ブロードウェイミュージカル

メジャーリーグ

ナイアガラの滝

アメリカでダンスレッスン

ゴッホ美術館

ピカソ美術館

バルセロナのカンプノウ

パラグライダーでスペインの空を飛ぶ

ウィーンでオペラ観賞

パリのムーランルージュ

デーマークのホイスコーレ

サハラ砂漠

本物の銃を打つ

アウシュビッツ収容所

イルカと一緒に泳ぐ

アフリカのサファリ

現地のお料理

ビール、ワイン、スコッチ堪能

ジャズの老舗  BLUE NOTE

世界中に友達をつくる

知らない世界をもっともっと知りたい

そんな心の奥にしまっていた

やりたかったことを実際にやってこれた。
他にもまだまだやったことがたくさんある。

 

 

そして、また新しいやりたいことが
次から次へと出てくる。

 

エジプト、ロシア、南米にも行きたい

新しいスポーツにもチャレンジしたい

ダンス留学してみたい

ボディービルのメッカに行きたい

シベリア鉄道に乗ってみたい

オーロラ輝子が見たい…

まちがえたオーロラが見たい(苦笑)

 

挙げればきりがないほど

やりたいことがでてくる。

 

生きていくのが楽しみで仕方なくなる。

 

そして一つずつ実現していこうと思う。

 

その経験を周りの人達に共有し
自分なりの形で還元していきたい。

そうすれば自分も周りもみんなが楽しくなる。

みんなで幸せになればもっと楽しくなるはず。

生まれてきてよかったと本気で思いたい。

 

この5ヶ月の旅のおかげで
そういうエネルギーが宿ってきました。

 

やっぱり旅ってすごいです!

☆写真は、デンマークの社会人学校ホイスコーレでの1コマ♪

 

〈最後に〉

僕が生きてきた39年と5ヶ月。
その中でも本当に大きな意味を持つ5ヶ月でした。

 

振り返ってみて改めて
うれしさと感謝の気持ちでいっぱいです。

外国人の自己主張の強さや

言葉のストレスは正直かなり大きいけど

それをはるかに圧倒する最高の経験をさせてもらえました。

 

ここから後半戦。
だいぶ、予算もなくなってきてどこまで
いけるかわからないけど
楽しむ気持ちと感謝の心を持って
残りの海外での時間を過ごしていきます。

 

ひとまず5ヶ月間
自分と縁したすべてに感謝!
ありがとうございました!

 

本当に来て良かった!

 

さあここからまた
新しいスタートです!

 

〈これまでのルート〉

フィンランド→エストニア→ラトビア→リトアニア→ポーランド→ドイツ→デンマーク→オランダ→ベルギー→チェコ→スロバキア→オーストリア→ハンガリー→ルーマニア→セルビア→クロアチア→スロベニア→イタリア→(スイス)→フランス→スペイン→モロッコ→タンザニア→カナダ→アメリカ

 

〈これからの予定〉

オーストラリア→ネパール(中長期ボランティア)→インド

候補国:バングラデシュ、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア