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自由に働くなら常勤や非常勤!?教員の常勤、非常勤の魅力をお伝えします

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一口に教員と言っても働き方は様々。
本当は正規採用のほかにあなたに合った雇用形態が存在するかも?!
今回は常勤、非常勤講師の正規採用にない魅力を掘り下げていきます!

3つの雇用形態

教員には正規採用、常勤講師、非常勤講師といった3つの雇用形態があります。

基本的に正規採用は定年まで、常勤、非常勤は契約期間があることが大きな違いです。

 

正規採用の特徴

正規採用は一般に公立なら「正規教員」、私立では「専任教諭」と呼ばれます。
雇用までは大学で教員免許状を取得し、教員採用試験に合格した後に本採用される、といった流れです。

定年まで働くことができ、教科指導、生徒指導、校務分掌など業務は多岐にわたります。
公立では数年ごとに異動もありますが、私立の場合は原則として異動がないので環境が変わらない分より早く業務のスキルを磨けます。

 

収入が安定する一方で、業務の幅が広いために多忙を極め、過労に陥るケースも少なくありません。

また、自分が教員の他にやりたいことがあった場合、正規採用として働くことで周りからは「当然教員をずっと続けるだろう」と期待され、なかなか転職に踏み出せないという面もあります。

さらには、私立であれば人間関係でトラブルがあった場合、環境が変わらないことがかえってストレスを引き起こすでしょう。

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常勤講師(臨時的任用教諭)の特徴とおすすめポイント

常勤講師の業務内容は正規採用のものと同一です。
教員採用試験に合格しなくても1年契約の講師として働くことができる雇用形態です。

 

常勤講師のおすすめポイントは、契約期間が1年であるため、正規採用と比べて転職時の自由がきく点です。
また、正規採用と同じく働いた年数に応じて給料が上がり、有休やボーナスも出るため非常勤と比べると金銭面で安定している点も挙げられます。

さらに、職場から社会保険に加入できることもメリットと言えます。

そして、実は正規採用は教員採用試験に受かっても合格した都道府県でしか働けませんが、常勤なら結婚などを理由に転居することになった場合に、どの都道府県でも働くことができます。
産休や育休の時期には1年間仕事を休んで、翌年度からまた働くなど、生活を重視した働き方ができます。

 

ただ、やはり給与の上がり方は正規採用と全く同じとはいかず、上限がある自治体も少なくないです。
常勤講師は正規採用と同じ業務内容をこなさなければならないので、例えば教員採用試験の勉強など自分のための時間が取りにくいと言えます。

 

しかしながら、本当に教員として働くなら、より正規採用時の働き方に近く、すぐに教員として働くスキルが身につく常勤講師は一度経験しておくと良いと思います。
より生活に重きを置くのなら、常勤講師が適していると言えるでしょう。

 

非常勤講師の特徴とおすすめポイント

非常勤講師はパートタイムのように働いた分だけの給与をもらう雇用形態です。
業務は担当授業のみです。

 

ボーナスや有休は基本的にありませんが、授業をする時間以外は自由に過ごせます。
そのため、入念に授業の準備をしたり、教員採用試験や別の職種に転職するための勉強に費やしたりなど、自分のために時間を使うことができます。

また、正規採用や常勤と違い副業が可能なので、他の業種にチャレンジしつつ先生として働くことができます。
例えば、音楽の先生をしながら演奏家や声楽家として活動したり、体育教師の側らインストラクターをしていれば、教え子やその親御さんなどがコンサートや教室に来てくれるなどの相乗効果が得られます。

そして、実は非常勤であっても健康診断の費用を全額負担してくれる学校も多いので、ついつい疎かになりがちな健康管理を見直すきっかけができます。

 

デメリットとしては、給与や保険のほかに、生徒と関わる時間が少ないので信頼関係を構築し辛いという点が挙げられます。
給与の面では、夏季休暇の間は授業がないので収入もゼロになる自治体もあるため注意しなければなりません。

 

非常勤講師は自由が利く立場であるため、「教師を経験してみたい」「教師をしながら別の職種にチャレンジしたい」という方におすすめです。

 

まとめ

教員の雇用形態はそれぞれに利点と欠点があります。
ぜひそれらを踏まえた上で、自分にはどの働き方が合っているか考えてみてくださいね。

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