過去の雑記

【子育て・しつけ・教育】母の声は太陽の声〜ありのままでいい~

【子育て・しつけ・教育】母の声は太陽の声〜ありのままでいい~

【子育て・しつけ・教育】母の声は太陽の声〜ありのままでいい~

このお話を読んだ時、なぜかわかりませんが涙が溢れたのを覚えています。
自分のことなのか。親目線なのか。自分に当てはまる部分がいろいろあったのだろうと思います。

読み終えた時、なにか胸に迫るものがありました。

僕は何度も何度も読み返しては、前を向く力が湧いてきました。自信の持てなかった時に、自分を励ましてくれた僕の大好きなお話です。とても短いお話です。よかったらご一読いただけたら嬉しいです🌸

母の声は太陽の声

ひとりの少年がいた。
気が弱くて、いじめられても言い返せなかった。
まわりは言った。

「そんなんやからいじめられるんや。もっと強うならんと」

少年も変わりたいと思った。

しかし、そう思えば、思うほど、変われなかった。

「変われ、変われ」と言う声は「お前はダメだ、ダメだ」と聞こえた。

「もっと頑張れ、もっと」という声が「頑張らない奴なんか、いらない」と聞こえた。

少年はうなだれた。

見かねたお母さんが言った。

「ええの、ええの。変わらんでええの。あんたは、そのまんまでええのよ。あんたは何も悪うない。いじめるほうが100パーセント悪いんやから。あんたが何したって、お母ちゃんだけは、あんたの味方や。それだけ覚えておけばええの。生きてさえおればええの。そのままで、変わらんとって。気が弱うても優しいあんたが好きなんやから。な、変わらんとって」

不思議なことに、変わらないでと言われたその時から、少年は変わり始めた。

自信をもち、顔を上げて生きるようになった。母の声は太陽の声だった。

太陽はありのままを愛する。桜は桜、すみれはすみれ。みんな自分らしく花開け。

生きとし生けるものよ、みんな私の光を存分に浴びて、伸びていけ。幸せになれ。仲良くあれ。地球よ、平和の園になれ。

(我がふるさとは世界「平和の園」)